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2016/07/27

Facebookユーザーの「Share」する動機
Why We Share Content on Facebook


全世界では10億人以上の人が毎日Facebookにログインしています。多種多様なソーシャルメディアのプラットフォームが存在していますが、Facebookはその中でもまだ1番利用されているソーシャルメディアと言われています。

日々のソーシャルメディア活動データは、今後のマーケティング施策にとって、大きな可能性を秘めた重要な情報となります。そこで、最も「Share」されるコンテンツとは何か、を知るために、2000人のFacebookユーザーに「Share」行動についてアンケートを実施、その結果がこちらです。

■「Share」する理由
1位(48%):「Share」した内容(投稿記事)で、友達を楽しませたい。
2位(17%):自分が気になること、気にかけている(大切に思う)ことを「Share」する。
3位(13%):「Share」したことで友達に何かしら感情的な反応を誘う(うれしい、楽しい、悲しいなど)
4位(11%):友達に有益な情報を与えるために「Share」をする。

■女性VS男性
・女性は73%以上が、友達から感情的な反応を引き出すための投稿記事を「Share」する。
・普段Facebookを利用している50歳以上の女性のうち60%が、友達から感情的な反応を引き出したい。
・男性は感情的な反応より、ある見解に対して友達を説得させる投稿記事を「Share」する。(女性16%、男性19%)

■年代:ミレニアル世代 VS ベビーブーマー世代
(ミレニアル世代は1980年前後から2005年頃にかけて生まれた世代。10代からデジタル環境になじんだ初の世代にあたる。ベビーブーマー世代は1946年頃から1964年頃に生まれた世代)
・男性のミレニアル世代は最も「Share」をしない。
・男女のミレニアル世代は政治的な内容を「Share」する人は4%未満
・男女ミレニアル世代はミーム*を「Share」する人は6%以上
・ベビーブーマー世代はミームを「Share」する人は15%未満
・ベビーブーマー世代は政治的ニュースを「Share」する人は7%以上
・ベビーブーマー世代の女性は18%位以上の人が可愛らしい赤ちゃんや動物の写真を「Share」する
*ミーム:トレンドや流行りのネタを画像と簡単なテキストでおもしろおかしく表現しているもの。

■頻度
・56%のFacebookユーザーが1日1回はFacebookにログインしている。しかし、そのなかで一日に1回以上「Share」するユーザーは18%しかいない。一日で4回以上「Share」するひとは5%である。
・ベビーブーマー世代(1946年~1964年ころに生まれた人)の人は19%以上の人が「Share」をする。
・一定の頻度で「Share」する人は、年齢を重ねた女性に多い。
・もっとも「Share」する人は、より大胆な性格で、自分のイメージを気にする人である。
・43%のFacebookユーザーは論争的(議論を呼び起こしそうな)な内容を避ける(「Share」しない)
・90%のFacebookユーザーは政治的内容を避ける(「Share」しない)

■「Share」行動により気にすること
・31%のユーザーが自分自身のイメージを保つための内容を「Share」する。
・500人以上の友達がいるユーザーは自分が投稿する内容にとても慎重になる。
・500人以上友達がいるユーザーは自分のイメージを保つため、また、自分を良くみせる内容を「Share」する。
出典:FRACTL “THE MOTIVATIONS FOR SHARING ON FACEBOOK” April, 2016

以上が、発表されたリサーチ結果の概要になります。
私たちは投稿した記事により多くの反応がほしい!と思って投稿記事を考えるわけですが、
一番大切なのは、Facebook運用の“目的”と“ターゲット”です。
リサーチ結果は投稿記事の基本事項としてクリアしたうえで、記事内容をブラッシュアップしましょう。

投稿記事チェック項目(参考)
・投稿内容が記事閲覧者の友達を楽しませたいと思わせる記事かどうか。
(自分に置き換えてみて、その記事をNews Feedで閲覧したとき、自分の友達に楽しみを与える内容かどうか)
・物議を醸しだす内容ではないか。
・政治的な内容ではないか
・女性がターゲットであれば「感情」に訴える内容であるか。
(視覚的な効果、ストーリ展開など)
・男性がターゲットであれば「説得力のある」内容であるか
(明確な情報、数値を提示する:価格、時間、その他具体的なデータなど)



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