中華圏の中でも依然として伸び率の高い台湾に注目してみます。年間の訪日台湾人は400万人。単純にその10%にあたる40万人がベジタリアンと考えられます。彼らの嗜好に合わせたサービスを提供することで選ばれるホテル・旅館に一歩近づくかもしれません。
数値出典 株式会社リンガントジャパン
http://www.linghantjapan.com/vegetarian-jinkou-sekai
数値出典 Hachidory
http://www.hachidory.com/earth/00/id=416
1.レストランの対応準備
ベジタリアンのお客様からの要求は主に下記の項目が挙げられます。
・五葷(ごくん)を除くメニューを別に用意してほしい
(五葷とは、ねぎ、にんにく、玉ねぎ、韮、らっきょのことです)
・動物性の脂・エキスと魚介類の入ってないメニューを別に用意してほしい
・調味料、レトルトの持ち込みを許可してほしい
店としてどこまで対応するか、しないかを事前に決めてスタッフに周知しておくことが大切です。
2.ウェブサイト、SNSなどで告知
日本語で精進料理の情報を検索して、見つけてもらうことも期待できますが
ここは簡単な中国語を記載してもっと露出の機会を狙うとよいでしょう。
ベジタリアンフードを中国語で「素食」と表現します。
レストランやメニューが記載されているページに「素食OK」などと一言書いておきます。
また、下記のようなリンク集に掲載を依頼してみるのも手です。
ベジタリアン料理レストラン一覧
http://www.jpvs.org/menu-restaurant/index.html
東京ビーガンズクラブ
http://vegan.japanteam.net/eat_menu01.htm
3.コミュニケーション
ホールに中国語ができるスタッフを配置できればよいですが、
難しい場合、料理写真と原材料を示したメニューを用意するとお客様との意思疎通がスムーズです。
以上、何かヒントになれば幸いです。