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2017/05/31

若年層旅行者のインバウンド集客


UNWTO(国連世界観光機関)は、世界青年学生教育旅行連盟(WYSE)と共同で行った若年層旅行者に関する調査レポート「パワー・オブ・ユース・トラベル」を発表。同レポートによると、若年層旅行者(15~29歳)は、世界の海外旅行人口10億人の約23%を占め、お金はないが旅行先に長く滞在するため、消費額は平均以上に高い。「ミレニアルズ」と呼ばれる1980年代から2000年代生まれの世代が中心で、地元の暮らしを求め、他者との交流に積極的。行動範囲が広く、都市部以外にも足を伸ばす状況が明らかになった。

 

【若年層旅行 5つの特徴】

・経済的インパクト

若年層の旅行は滞在期間が非常に長いため、旅行一回当たりの消費額は平均2160米ドル(2014年調査、約23万8000円)。これは、海外旅行全体の平均額1097米ドル(2013年調査、約12万円)のほぼ2倍となる

・情勢に影響を受けない

景気悪化、政治的事件、感染症の流行、などに左右されにくい。

・地域社会との関わり重視

訪問先の地元コミュニティとの関わりを重視し、地域社会に直接お金を落とす。

・「目的志向の旅行」

レジャー目的よりも、就労体験、勉強、ボランティア活動が目的

・海外留学生の経済効果

発展途上国の所得水準が上昇し、先進国への留学が増加。海外留学生は、その同伴家族もいるため、経済効果が大きい。

 

若年層旅行市場の規模は、2009年は1900億米ドル(約21兆円)だったが、2014年には2860億米ドルに(約31兆5000億円)増加。さらに2020年には4000億米ドル(約44兆円)、人数ベースで3700万人に達すると推計している。

 

【日本への影響】

世界的に若年旅行者が増加、日本への若年層旅行者も例外なく増加しており、特に留学生受け入れが増加傾向にある。外国人留学生在籍状況調査結果(平成28年度)によると、平成28年5月1日現在の就学生数は 239,287人 (前年比30,908人(14.8%)増加)

 

留学生実態

・大学(学部)生が最も多い:72,229人

・地域別構成比

アジア 93.0%

欧州 3.3%

北米 1.3%

・男女比

男性 56.4%

女性 43.6%

・地方別留学生数(比率)

関東 55.6%

近畿 16.9%

九州 11.0%

 

具体的な施策案:

・夏休み旅行者の集客(欧米学生の長期夏休み:5月末から9月までの約3か月間が一般的)

>長期滞在特典、体験オプション:日本文化体験(歌舞伎など)、

社会科見学(企業の見学ツアー、ボランティア活動)

・海外留学生来日時の仮滞在先

日本への留学生情報サイト

「Japan Study Support, Information for international students」(http://www.jpss.jp/en/

では日本語を含む8言語で、留学先を探す項目から、

来日手続き、日本での生活にいたるまでの情報が充実しており、

「来日当初の宿泊先」(http://www.jpss.jp/ja/life/before/9/

として、長期滞在型ホテルの利用も紹介されています。

留学期間前後(宿舎やホームステイ先との契約期間前後に滞在するケース、留学前に下見するケース)

の宿泊先として選ばれるように、学割プランや、留学生応援プラン(海外のパスポート+日本のビザをもつ学生対象)をご用意。

・同伴家族・友人の滞在先

留学生に会いに来る家族・友人向けの長期滞在プラン

 

【まとめ】

学生インバウンド集客はニッチなマーケットではありますが、世界的に今後も増加が期待されるマーケットになります。

海外学生向けの商品(宿泊プラン、学生レートなど)をご用意したら、

まずは自社ウェブサイトに商品を掲載。集客プロモーションには、SNSを有効的に活用しましょう。

 



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