REVINATE社(宿泊業界の口コミ評価の管理システムやサービスを提供している組織)が2018年のホテル
クチコミベンチマークレポートを発表。2017年に7,700万件のホテルのクチコミを分析調査。
ホテルサイトや、クチコミサイトはゲストにクチコミを共有しやすく(書きやすく、読みやすく)
改善を続けています。クチコミをより多く集め、ユーザーにクチコミを読んでもらうことが、
ホテルを予約する判断材料として、大きな影響を与えると認識を強めています。
クチコミの数は年々増加しており、1ホテルがひと月の間に受け取るクチコミの数は、
2016年は29件だったのが、2017年は38件と、+31%増加しました。
チャネル別のクチコミの数は、2016年と2017年で大きな変化がありました。
クチコミ数のランキング2016年は1.Booking.com 2.TripAdvisor 3.Google 4.Hotels.com
2017年は、1.Booking.com 2.Google 3.TripAdvisor 4.Facebook となりました。
Booking.comが抱えるクチコミの数が最も多く、次点は、GoogleがTripAdvisorを抜き2番目に多い
クチコミの数となりました。また、4位にFacebookが急上昇しました。
Googleは2017年の間に、クチコミの数が70%増加。2016年と比べると2倍に増えています。
Googleのクチコミは今後大きく増加する可能性があります。
Googleのクチコミとは、Googleの検索結果に右側に表示される(青枠内)
ナレッジパネルの中に掲載されています。
クチコミの前に、ナレッジパネル内に表示されている基本情報を確認し、
修正する場合は(オーナー登録していれば、オーナーアカウントでGoogleマイビジネスへログイン)
ナレッジパネル下部の「フィードバック」から情報を修正しましょう。
クチコミの返信もGoogleマイビジネスのアカウントで対応可能です。
また、クチコミの返信率についてですが、世界全体で、クチコミの返信率は29.7%となっています。
(アジアの返信率は40%と他のエリアに比べて高い返信率です。)
評価の高い(☆5つ)クチコミへの返信率が最も高く32.8%ですが、
☆1つのクチコミへの返信率は28.8%でした。
参考資料:Revinate 2018 Global Hotel Reputation Benchmark Report https://learn.revinate.com/reviews-management/2018-global-hotel-reputation-benchmark-report
☆1-2評価のクチコミの内容の多くは何らかの対応が必要なものが多いため、
クチコミサイトを管理する場合、☆1-2のクチコミから、対応するようにしましょう。
また、訪日外国人が増加傾向にある日本は、TripAdvisorはもちろん、Googleのクチコミや、
Booking.comのような海外OTAサイトなど、国内のOTAサイト以外のクチコミも注視することが重要となります。