新型コロナウイルス感染拡大によりテレワークの定着など働きからが見直されている中、今注目されてれいる働き方を2つご紹介します。
1.仕事と休暇を組み合わせた新しい働き方「ワーケーション」
ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を掛け合わせた造語ですが、具体的にはどのようなものなのか?なぜ今ワーケ―ションが注目されているのでしょうか。
ワーケーションという言葉は2000年代にアメリカで使われ始めたと言われている言葉。『デジタル大辞泉』によると、ワーケーションは次のように定義されています。
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《work(ワーク)+vacation(バケーション)からの造語》休暇中、
特に旅行先でテレワークを行うこと。
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ワーケーション制度を使えば、働く場所の制限がありません。海辺のリゾート地や地方の温泉旅館などの非日常的な環境からも働くことができるので、家族旅行に行って、家族が観光している間、自分は宿にこもって仕事をする事も可能です。
通常リモートワークは、自宅やサテライトオフィスなどあらかじめ申請した「指定の場所」でおこなうことが前提とされている一方、ワーケーション制度では働く場所の選択肢がより広がります。
企業によっては、国内に限るなど独自の制限が設けられることはありますが、基本的にはどこからでも働くことができるのです。
今ではホテルなど宿泊施設が「ワーケーションプラン」をつくっている施設も増えてきています。
ラフォーレ倶楽部
https://www.laforet.co.jp/plan/workation/
ホテルニューオオタニ【東京】
https://www.newotani.co.jp/tokyo/stay/plan/staytokyoeattokyo-long/
町家でワーケ―ション【京都】
https://www.machiya-inn-japan.com/ja/
ただし、企業側はワーケーションの導入となると労務管理や規程を整備する必要がでてきます。交通費や宿泊費は支給するのか?個人負担なのか?などなどルール作りをしっかりとする必要がありそうです。
2.自宅以外でのテレワーク
テレワークを実施している企業も増えているかと思いますが、テレワークの場所を自宅以外でされる方や企業も増えてきているようです。
■キャンプ場でテレワーク
インターネットが接続できればどこでも仕事はできます。
今はキャンプ場でネット環境のレンタルがあるところも増え、自然の中で仕事ができる場所も増えてきているようです。
キャンプ場提案サイトの「ロールキャンプ」では、テレワーク可能なオプションプランなどを提供しています。
https://www.nap-camp.com/tokyo/info
キャンプ用品を扱うブランド「スノーピーク」でもテレワークプランやワーケーションプランを提供しています。
https://snowpeak-bs.co.jp/concept
■高級料亭でテレワーク
今までは行く機会もなかなかなかったような高級料亭がテレワークの場所として提供されています。
食事の注文で個室に最大10時間滞在できるサービスを提供中です。
「京都 瓢喜」 https://hyoki.jp/
「香水亭」 https://kasuitei.jp/
「京都 瓢斗」 https://hyoto.jp/
ワーケーションや自宅以外でのテレワーク、どちらも会社として制度や規程を作る必要はありますが、オフィスでなくても仕事が可能な職種や企業は「働き方改革の促進」や「地域活性化」にも繋がる事も考え、テレワークの実施、ワーケーション制度を検討してみてはいかがでしょうか。
また、宿泊施設様では海外や県外からの集客が難しい中、県内のワーカーに向けた”テレワークプラン”や”ワーケーションプラン”のプラン導入も反響があるかもしれません。