Collely & Attract BLOG

ホテル・旅館業に専門特化したデジタルマーケティング会社のブログ

Corporate Website

2024/12/27

海外デジタルマーケティング トレンド⑤(国内編)


本年最後の投稿は、久々の投稿となりました「海外デジタルマーケティング」に繋がる国内編で締めさせていただきたいと思います。

これまで3回にわたり海外でのデジタルマーケティングを使用したホテルの成功例を紹介しました。今回は国内のホテル、それもInstagramに特化した成功例をいくつか紹介させていただきます。既に多くのユーザーが使用しているInstagramではありますが、企業として成功しているホテルはどのように利用しているのかを記載しています。今更かと思われるかもしれませんが、今だからこそお付き合いいただけると幸いでございます。

 

今現在これだけ流行っているInstagram、そもそもサービス開始はいつだったのでしょうか?

日本語版でのサービスは2014年2月に開始されました。(実際にはAppStoreより2010年にリリースされており、日本語版はその4年後の開始となっています)

2024年11月現在の日本国内月間アクティブユーザー数は「6,600万以上」と国内主要SNSの中では、Line(9,700万以上)、YouTube(7,120万以上)、X(6,650万以上 旧Twitter)に次ぐ4番手となっており、今なお登録者数は増えております。X(旧Twitter)の日本版開始日は2008年4月ということを考えると登録者がいかにXを猛追しているかが分かります。

そんな注目を浴び続けているInstagramを日本国内で上手に活用しているホテルを紹介していきます。

世界を代表するホテル運営会社の一つの「マンダリンオリエンタル グループ」日本国内唯一のホテルです。本社は香港にあることからも英語は当たり前の世界から、外国人観光客に分かりやすいように日本語と英語を巧みに組み合わせた投稿を常に行っております。

確かに多くのホテル、旅館が上記のようにバイリンガルなアプローチを試みておりますが、これだけ多くのコラボレーションの機会や世界的に影響力を持つインフルエンサーとの連携を達成できている宿泊施設はないかと思います。

SEOでの強みも発揮するのが「英語」と「日本語」を掛け合わせた投稿となっております。英語のみであれば世界で共通している市場のため、かなりの激戦となりますが、日本語と掛け算することによって市場がニッチになり競合も減るという仕組みになっております。

 

気を付けなければならない点としては、翻訳機能や最近流行りのChatGPTの翻訳サービスをそのまま使用するのではなく、人間による事実確認という部分が必要となってきます。必ず投稿する前に監修者にチェックをしてもらうことを忘れずに行いましょう。

いくつもの人気、有名ホテルを運営している「森トラスト グループ」が手掛けるホテルの一つです。コンラッド東京以外では、「マリオット」、今年オープンしたばかりの「東京エディション銀座」など多くの高級ラグジュアリーホテルがあります。

その中で今回は「コンラッド東京」でのInstagramハッシュタグ付けに注目しました。

 

約7万人のフォロワー数がいるコンラッド東京でも様々な種類のハッシュタグを利用しており、場所、ブランド、業界、コミュニティ(#ホテルステイ #旅行大好き)、そして実際に何を投稿しているのかなど、これらを戦略的に組み合わせた投稿をしております。

さらにマンダリンオリエンタルと同じように、ハッシュタグでも英語と日本語で投稿をするようにするのもポイントとなってきます。

今現在でもハッシュタグの効果は大きく、今年6月にGoogleが開始した「ハッシュタグ検索」がさらに効果を大きくしてくれることかと思います。(Google検索時にハッシュタグをいれることで、InstagramはじめXなど様々なハッシュタグが結果としてでてくる機能)

 

今でも変わらず気を付けなければならないことは、Instagramのハッシュタグは「完全一致検索」であることです。Google検索の場合は一部が一致していれば多くの結果が出てきますが、Instagramの場合は完全一致でなければそのハッシュタグは出てきません。SEOと同じくより検索されやすいワードで付けるようにしましょう。

 

 

若手クリエイターやアーティストが集いフルリノベーションを経て2019年にオープンしたホテルは、「Live and Let Live(自分も生き、他人も生かす)」をコンセプトとしたホテル。

写真を挙げる際に大切とされているゲストが興味を持てるようなポイントが伝わる写真を多く挙げていることが分かります。この通り写真はホテルの主要なアイデンティティを反映させるように心掛け、ホテルの雰囲気を存分に生かした視覚的にもユニークで魅力的な写真を挙げることでゲストが興味を持ってくれます。

もちろん写真だけではなく、さらにホテルの雰囲気が伝わるように最近流行りのShort動画を載せてゲストに魅力を伝えることも一つの手段となります。

 

これまで紹介したホテルの中でも特にマンダリンオリエンタル東京は順調にフォロワー数を増やしており、日本国内ホテルの御三家と呼ばれている、ホテルニューオータニ(7.8万人)や帝国ホテル東京(7.5万人)と老舗ホテルよりも多い約10万人のフォロワー数と激戦区東京のホテルではトップに君臨しています。

 

いかがでしたでしょうか?少しでも皆様のご参考になっていれば幸いでございます。

 

今回が今年2024年最後の投稿となりますので、最後に改めてご挨拶をさせていただきます。

本年もコレリーアンドアトラクトに携わっていただきました皆様、本年も大変お世話になりました。また、お忙しい中「Collely & Attract BLOG」をご覧いただき、重ね御礼申し上げます。少しでも皆様のお役に立っておりましたら幸いでございます。来年からも多くの最新デジタルマーケティング、ホテル業界に関する情報をお届けできればと思っておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

それでは少し早いですが、2025年も良いお年をお迎えくださいませ。皆様にとりましても良い年となりますように。。。

 

 

参考記事:

https://find-model.jp/insta-lab/instagram-reels-hotel-2024/

https://www.comnico.jp/we-love-social/sns-users



関連記事