2020年5月14日、全国区に拡大されていた「緊急事態宣言」が、39県で解除されました。
不要不急の外出自粛など基本的な感染拡大防止策については継続とされる中、
各地のさまざまな業種で、営業再開のニュースが報じられています。
今回は、アフターコロナを見据えた今後のWebサイトの価値観をテーマにしてお届けします。
先月4月、GoogleのWebマスター・トレンドアナリストのジョン・ミューラー氏へ、
音楽配信サイトの管理者が、検索成果に対する質問をオフィスアワーで質問しました。
その中で、ミューラー氏は「独自性」「人を惹きつける」「高品質」の条件が
揃っている必要があると述べました。また、「簡単なことではないが、他と差別化する方法をみつけださないといけない」とコメントしています。
以前から言われていることでもありますが、あらためて実践できているか、自社運営サイトなどを評価してみて、いかがでしょうか。当社では、デザイン性や機能性にその条件を満たすことのほか、観光関連知識に精通した専門のスタッフによるライティングにも注力しています。
旅館やホテルの魅力を訴求するうえでは、同じエリアにあっては差別化を謳う必要性に迫られることと思います。料理ひとつとって、「美味しい料理」と書かれても消費者には伝わりません。そこで、ライティングが重要になります。
プランや期間限定商品のコピーライティング、魅力や施設、サービス内容に対してはセールスライティングを。そのほか、潜在、顕在顧客層を見立てた宿泊、滞在中の“旅ナカ”ストーリーを構築してコンテンツ化することで、「人を惹きつける」ページにうまれかわります。
実際の原稿例
Googleの検索トレンド状況などを取り入れつつ、その先の消費者マインドを予測してライティングをおこなっています。
アフターコロナに関しては、おそらく「ソーシャルディスタンス」「咳エチケット」「感染防止」など、ダイレクトなワードに対する対策措置が、既存の特徴にプラスして「差別化」になると考えています。
たとえば、“お食事処では、テーブル間の距離を十分に取り、時間差でのご利用をお願いしております”など、読み手側に目的が伝わるライティングも今後は随所で必要になります。
ミューラー氏は、オフィスアワーで「その他大勢のなかで突出しなければならない」ともコメントしました。
どの業界にもあてはまる内容です。
コロナ禍による影響で休業を余儀なくされた企業や店舗の多くは、当社をはじめ、
“今だからこそできる”ことに着手しています。
この機会に、普段は見直すことのない自社サイトのコンテンツや、ライティング内容をチェックし、アフターコロナに備えてみてはいかがでしょうか。