日本政府観光局(JNTO)は2017年8月16日に7月の訪日外客数が前年同月比16.8%増の268万2000人だったと発表しました。
単月として過去最高の数値を記録したとの事です。
参照文献:日本政府観光局(JNTO)-訪日外客数2017年7月推計値を発表
市場別では、東アジア 4 市場(韓国、中国、台湾、香港)の訪日外客数が単月として過去最高を記録しました。
JNTOは今後も市場動向を綿密に分析しながら、訪日旅行プロモーションを進めていく、 と述べています。
観光庁では、訪日外国人急増の勢いから、更なる訪日外国人の増加促進を図り「通訳案内士法及び旅行業法の一部を改正する法律案」を発表しました。
参照文献:観光庁-「通訳案内士法及び旅行業法の一部を改正する法律案」を閣議決定
法律改正により「通訳案内士」の国家資格を持つ人にだけ認められてきた外国人旅行者への有償の通訳ガイドが、無資格者でも担えるようになりました。
ただし国家資格は残し、より質の高い案内士として活用する方針との事です。
訪日外国人旅行者の更なる増加を図るため、地方への誘客を進めながら、地域独自の自然や文化を体験できる旅行商品の提供を促進していくことが狙いです。
この改正法は2018年1月4日に施行予定との事です。
これに率先してエイチ・アイ・エス(H.I.S.)は訪日外国人旅行者と地域の地元ガイドを繋ぐC2Cマッチングサービスサイト「Travee(トラビー)」の本格的な運用を法施行日となる2018年1月4日から開始すると発表しています。
2018年10月1日、テストリリースされ、2019年1月4日、本リリース予定とされています。
訪日外客数の急増は宿泊業界にも大きく影響を及ぼし、ホテル・旅館・民泊は訪日外国人旅行者が
日本での滞在時間を快適に過ごしてもらう為の対応が必要になります。
株式会社iVacationは訪日外国人観光客向けスマートフォンサービス「TRIP PHONE」をリリースしました。
日・英・中・韓の4ヶ国語対応で、24時間チャットで観光案内やレストラン予約やタクシー手配など、日本滞在を快適に過ごすためのサポートをします。
ホテル・旅館・民泊は「TRIP PHONE」を置くことでゲスト対応にかかる手間の削減と、宿泊者の満足度向上を目指します。
訪日外国人の受け入れが多い(または増やしていきたい)ホテル・旅館・民泊などに効果が期待できるサービスです。
訪日外国人が急増する中で、訪日外国人に満足してもらえる環境づくりがより重視される傾向が高まっており、
訪日外国人の更なる増加や、再来してもらう為の施策が国や企業などあらゆるところで進んでいます。