連日猛暑が続いておりますが、今年の夏はいかがお過ごしでしょうか。
続く円安の影響もあってか日本政府観光局（JNTO）が統計した最新の数値では2024年6月のインバウンドは約313万人（前年同月比+51.2%）と1月～３月の第１四半期でも過去最高の数字となっており、今後さらに更新されることが期待されています。また、同アウトバウンドは約93万人（コロナ前2019年同月比▼38.8%）と同影響もあり、まだまだ国内旅行利用者の方が多い状況にあります。
参考記事：https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kankorikkoku/dai23/siryou1.pdf
本ブログでは6,7月と主にSNSを利用した海外でのデジタルマーケティング成功例を紹介してきましたが、今回は「Google Search Console」の新機能について紹介したいと思います。
「Google Search Console」とは、簡単に説明すると自社サイトの問題点を見つけて改善するために使用するSEO管理ツールです。どのキーワードでサイトにアクセスしているのか、表示速度が遅くないかなどSEOの観点でページパフォーマンスを分析してくれます。検索パフォーマンスの確認（流入キーワード、順位、アクセス地域）、サイトの問題点（表示スピード、セキュリティチェック）、被リンクの把握などを調査することが可能です。Google Analytics 4（GA4）と連携させることでさらなる機能が使用でき、詳細に調査することが出来ます。
- #からのアクセスを調べる方法
2024年6月には日本独自の「Googleのハッシュタグ検索」が導入されましたが、そのハッシュタグ検索を計測することが可能となりました。検索キーワードのフィルタで、「次を含むクエリ」に「#」を指定するだけとシンプルです。今まではあまり#を付けても効果をご覧になる機会はありませんでしたので、この機会に是非ご自身の#の成果を見てみましょう。
また既にご存じかもしれませんが、現在通常のGoogle検索では下記のように「＃〇〇を含む投稿」と１ページ目に表示され、競争の激しいクエリでも上位に表示される場合があります。ハッシュタグを有効活用し、認知拡大につなげていきましょう。
- 「推奨事項」機能によるSEOアドバイス
まだまだ試験段階の機能ではありますが、2024年8月にGoogle Search Console最適化案の発表がありました。「推奨事項」と名前の通り、検索でのパフォーマンス向上をアシストしてくれる機能となっております。
サイトに対する推奨事項には、下記のものが含まれています。
・修正可能な問題
・トラフィックを増やすための改善点
・作業効率化するための設定
（上記のようにインプレッション数が通常よりも減っている。など）
現状テスト段階であるため、全てのサイトで利用できることはありませんが、トップページに「推奨事項」と表示されます。Google公式サイトでも提言しているように、あくまでも推奨とはなりますので全ての事項を行う必要はなく、やるべきと思ったものを活用しSEOのパフォーマンスを向上させていきましょう。
8月も終盤に入りまだまだ暑い日が続く予想ですが、引き続き十分な熱中症対策を心掛け、来るスポーツの秋？食欲の秋？読書の秋？それぞれ待ちかねた秋に備えましょう。
参考記事：
https://www.suzukikenichi.com/blog/how-to-measure-hash-tag-searches-in-search-console/
https://developers.google.com/search/blog/2024/08/search-console-recommendations?hl=ja
