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2018/05/18

【ホテル・旅館の宿泊プラン作り】検索トレンドを効果的に活用する、或る一つの考え方


宿泊プラン作りは、宿泊業界でマーケティングに携わる多くの方々にとって、悩みの種ではないでしょうか。今回は、宿泊プランの作り方についてご紹介させていただきます。

 

 

トレンドは繰り返しがち

よくファッションの流行は20年周期で繰り返すと言われます。ただし、全く同じように繰り返すのではなく、うまく当時の要素を取り入れつつも、新しい価値として受け入れられる、という側面があります。

「ウェストポーチ」や「カゴバック」と聞いて、多くの方は昭和の時代を感じるのではないでしょうか。しかし2018年はウェストポーチが流行の兆しを見せていたり、1970年代のジェーン・バーキンのカゴバックを持ち歩く姿が、現代で憧れのスタイルになったりと。視点や世のライフスタイルが変わった結果、その価値が再発見されるという事例は多くあります。

他の分野でも2017年に話題になった「バブリー・ダンス」やサードプレイスとしてのスナックブームの再燃など、単に懐古趣味ではなく、「新しいもの・楽しいもの」として若者に受け入れられています。

 

 

トレンドを探るための、温故知新

行事や祭りといったように、昔からずっと続いている営みや文化には、元々それを続ける意味があったはずです。季節の移り変わりや食文化、日々の営みを見直すと、思い出を紡ぐコトや家族の絆を深めるコトであったり、人と人を結びつけるコトが見つかるかもしれません。こういった要素と、施設の売りや利用シーン、トレンドの動きを踏まえて、プランで表現してみてはいかがでしょうか。

昔の事柄を調べて新しいトレンドの可能性を導き出すこと、すなわち温故知新の考え方がプラン作りにおいても非常に役立ちます。

 

 

御朱印帳はなぜ人気なのか

以前当ブログにてご紹介したように、御朱印ガールとも呼ばれる、神社仏閣をめぐり、御朱印を集める人が増えています。集印という行為にはどんな価値が含まれているでしょうか。

  • コレクションする収集欲を満たせる
  • 現地でしか手に入らない希少性
  • 現地へ赴くこと自体の体験型要素
  • 丁重に扱うべき御朱印の意味性
  • 神聖なものを所有することによる安寧や安らぎ

収集できるという趣味性や、パワースポットの流れを汲む癒し・リラクゼーション要素、思い出として残る体験といった点によって、人気が出ていると思われます。

御朱印に関しては、古くからの歴史的なものですが、いろいろな過去を振り返ることができるはずです。小さい頃、両親と出かけた思い出はファミリープランに役立つかもしれません。おばあちゃんの知恵袋は、新しい食のスタイルになるかもしれません。

 

 

絶対に喜んでくれる人を想定しましょう

プラン作りにターゲット設定は必須です。いくら「良いプランができた!」と思っても、予約してもらえなければ意味がありません。どんな人が予約してくれるのか、そしてファンになってくれるのか、ターゲットの人物像を具体的に描くためにペルソナを設定しましょう。

「ペルソナ」とは名前や住所、職業、年収、年齢、価値観、ライフスタイルにいたるまで細かく定めた架空の人物のことです。言い換えれば、プラン作りにおいてこのペルソナは「諸手を挙げて喜んで予約してくれる人」です。このペルソナの解像度を上げるにはどうしたら良いでしょうか。

身近な人や知り合いでも構いません。本当に実在する人を探して見てください。プランの枠組みを作った上で、その人が喜んでもらえるように細かい点をチューニングしてみましょう。こうしてペルソナを作っていくと、より具体的で解像度の高いペルソナ設定ができます。

 

 

仮説と検証を続けながら、売れる宿泊プランを作りましょう

宿泊プラン作りでは、上記のような工程を経るのが重要ですが、それと同等にプランを売り出してからの効果測定や改善が必須です。市場のニーズを掴みながら、当初の仮説が正しいのか効果を測定し、改善していくプロセスが非常に大切です。

コレリィアンドアトラクトでは上記のようなプラン作りのサポートとともに、売れる自社Webサイトのための、アクセスログ解析によるコンサルティングを行っております。

ご興味のある方はお気軽にぜひお問い合わせくださいませ。
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